メタボリック症候群患者になってしまったら、早速改善策を取らなくてはなりません。メタボリック症候群患者にとって改善策は食事と運動です。まずメタボリック症候群患者は、自分の食事を振り返ってみましょう。1日何食、食事をとっているのか、1日の中でいつとっているのか、何を食べているのか、食事のパターンを把握します。それをできればノートに書き出して何の食材をとっているかを認識しましょう。メタボリック症候群患者は、塩分の多い食事、フライなどの脂っこい食事、肉料理、アルコール、野菜や果物が少ない、といった食事のパターンが多いようです。肉料理ばかりに偏らず、魚料理も食べましょう。間食はできるだけ控えて。ごはんを減らすより油や塩分の多いおかずを減らしましょう。メタボリック症候群患者は、栄養士さんの食事のアドバイスをいただくのも一つの方法です。
外食が多い、コンビニ弁当などで食事をすませることが多い、といったことはメタボリック症候群患者にとっていいことではありませんが、仕方のない時もあるでしょう。その場合メタボリック症候群患者の食事について注意したいのは、カロリーの摂り過ぎです。カロリーの摂り過ぎはメタボリック症候群患者にとって1番避けなければいけないこと。また、食事はバランスを考えてとることがメタボリック症候群患者にとっては重要なこと。例えば、麺類などの食事をする場合は、野菜がたくさん入ったものを、おにぎりの場合は野菜スープや煮物、果物を取り入れましょう。メタボリック症候群患者は食事の際には炭酸類は避けましょう。カロリーの摂り過ぎになります。
本来、日本の食事というものは、ごはん、豆類、海藻類、魚介類などの素材を組み合わせた体にとって「いいもの」をバランスよく摂れる食事でした。近年は食事も欧米化され肉類や油の多い食事をとる人が増え、その結果メタボリック症候群患者になってしまうことがあります。本来の日本人の食事を思い出し、それをきちんと3食、食べることがメタボリック症候群患者の理想的な食事といえるでしょう。また、季節ごとの旬なものを食べる、ということはメタボリック症候群患者だけでなく、全ての人にとって大切です。日本には四季があり、その季節の旬な食べ物は私たちの体に影響を与えます。春には山菜などの苦味のある食事で春の陽気にのばせないように、夏には水分の多い野菜や果物が多く出回り、秋には脂肪の多い落花生や栗、魚などが豊富で、冬は体をあたためる根野菜がたくさん出回ります。メタボリック症候群患者の食事、というと我慢しなければならない、味気ないことも多いですが、季節の旬のものをおいしくいただく、という食事の方法も健やかな体づくりのためにはとても大事なことです。
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